大学の医務室の看護師求人探しの前に知っておきたいこと

医務室・健康管理センターなどを置いて看護師を雇っている大学は、全国に多くあります。例えば、職業能力開発総合大学・島根県立大学・東京理科大学・筑波大学・琉球大学・慶應義塾大学・奈良先端科学技術大学院大学・神戸大学・龍谷大学・日本工業大学・山口大学・佐賀大学・関東学院大学・滋賀医科大学・京都大学・京都教育大学・大阪大学・兵庫教育大学・和歌山大学など、ざっと挙げただけでもこれだけあります。

 

■大学における看護師の雇用ルート
その医務室・健康管理センターを設置している大学で働く看護師は、どのように雇われているかというと、色々なパターンがあります。まず、大学の医務室・健康管理センターの運営方法によって違います。医科大学には医学部があり、付属病院があるような大学の場合は、その附属病院が大学の医務室・健康管理センターを運営していて、そこで働く看護師も、附属病院から派遣・異動で来ていることが多いです。その場合は、求人を探す際に、大学の求人と合わせて、附属病院の求人を調べると出てくることがあります。また、大学の運営部が直接看護師の採用を行なっているケースもあります。

 

更に稀なケースとして、外部の病院が運営していることもあります。看護師転職サイトを利用する場合はその方面からも求人探しにあたってくれるはずです。

 

■雇用ルートによる条件の違い
大学が直接運営している場合は、異動などがありませんので、ずっと同じ大学で働くことができますが、それ以外の場合は、病院が運営しているので、ずっと大学内で働けるという確証はなく、状況によっては、通常の病院勤務に異動になる可能性もあります。大学の医務室・健康管理センターでずっと働きたいという方は、直接運営している大学を希望するようにしましょう。

 

大学の医務室で働く看護師〜仕事の楽しさ・やりがい〜

大学の医務室で働く看護師のやりがいとしては、まず、1人で全てをこなす責任感という点があります。大学の医務室の場合、1人だけの雇用となっていることが多く、その場合、怪我や軽い体調不良の応急処置や、学生の悩み相談など、全てひとりで引き受けることになります。病院勤務では医師のサポートが中心となりますが、大学の医務室では自分がメインとなって仕事をするようになりますので、責任感と同時にやりがいを感じられます。

 

他に、教職員に対しても怪我や軽い体調不良の応急処置を行いますし、健康診断を実施したり、健康管理に関する注意を促したりする業務もあります。教職員が体調不良などで長期間休んでしまうと、学生の勉強の進み方にも影響が出ますし、大学の評判が落ちてしまう可能性もあります。

 

はっきりと目に見える成果ではありませんが、教職員や学生の休みが減るということは、看護師がしっかりと体調管理の意識を植え付けているということですし、そのおかげで休む人が減るので、授業も滞りなく進み、学生も安心して勉強できますし、大学も安泰ということになります。

 

教職員や学生の悩み相談についても、悩みがあると、勉強や仕事に集中できなくなってしまいますし、場合によっては、精神疾患を患ってしまうこともあります。医務室の看護師が、その悩みを聞いて、解消し教職員や学生が勉強や仕事に集中できる状態を維持することも、体調面の管理と同様に大学の一部を支えることに繋がります。

 

また、学生や教職員と親密な関係を築いていくことで「楽しさや余裕」も生まれ、仕事の緊張感と良いバランスがとれるというのも大学保健室勤務の魅力の1つです。

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