大学医務室の第二新卒・新人看護師の採用傾向

大学の医務室における勤務では日勤で日曜日や祝日が休みになっているというように、その勤務体制からも看護師の転職先として人気が高くなっています。しかしながら、業務として医師がいない中で応急対応にあたらなければならない場合もあることから、臨床経験が浅い新人や第二新卒よりもある程度の経験があることで、採用に関しては有利になるとされています。即戦力となる人材が必要とされている場合などですとそういった求人を出している大学もありますが、近年の大学を取り巻いている環境からは一概にそうと言い切ることのできない状況もあります。キャリアが浅いからといって、あきらめることはありません。

 

大学医務室で看護師は学生や教職員の健康管理やケガ、体調不良への対応などを行います。それとともに近年は、メンタルな部分に対する支援が業務として重要性を増しています。大学に進学すると学生は、それまで過ごしてきた環境と大きく違った生活を送ることになります。また、長期間にわたって激化している就職活動の中で、心のバランスを崩してしまう学生も少なくありません。メンタル面において不安を持つ学生が増えている中で、その部分のケアが大学において急務とされているのです。

 

大学の医務室に課される役割は、大きく変わろうとしています。それに対応するかたちで、保健室に勤務する職員の増員を図る大学も増えてきています。そのような中では、現代における「学校保健」というものにどれだけ関心があるかということも、採用選考においてひとつの重要なポイントとなります。多様化している大学医務室に課される役割の中で、自分のセールスポイントとしてアピールするものがあるかどうかということが大切であるのです。志望動機となることには経験の有無やベテラン、第二新卒、新人といったキャリアにかかわらずそれぞれの立場、個人によって自分ならではというものがあるはずです。

 

そのほか新人や第二新卒の看護師は大学に通っている学生と年齢が近く、就職活動や学生生活をした時期が近いということからも、悩みがある学生により共感しやすいというところがあります。これらのことも含めて、大学医務室に勤務する自分のキャリアプランをアピールしたいところです。

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